効果のなかった抗がん剤、手術とリハビリ

2010年1月に最後の抗がん剤を点滴し、
月末に手術を受けることになりました。
精密検査で半年間の抗がん剤治療の成果を見たのですが、
驚くことに
「ほとんど効果がなかった」という開いた口がふさがらない回答が。
思わず主治医に聞き直してしまったほどです。
がんのタイプが抗がん剤が効きにくいタイプだったとのことなのですが、
なんとも納得し難い結果でした。

つまり、第一回目の抗がん剤の後に見たエコーで
リンパ節の腫瘍は小さくなったものの、
それは抗がん剤の効果ではなく、
どう考えても野菜ジュースによるもので、
その後目に見える退縮がなかったらしいのです。

乳がんのタイプはごく普通、ということで、
そのまま予定通り手術を受けることになりました。

右乳がん温存術とリンパ節郭清

もともと原発巣は小さかった(1cm)ということもあって、
温存術に、(それでも切除部は5cmはばっくり取られました。)
私の場合リンパ節の方が1~3cmが3つと、
腫瘍が大きかったため、リンパ節郭清の適用となりました。
腋の下から10cm程の切開跡が残っています。

術後に原発巣の断端を検査するのですが、
これはなんとか陽性にならずに済んだようです。
これが「陽性」だと「取り残し」ということになって、
最悪再手術なのだとか。

この頃になるとさすがに精神面でも参っていて、
骨シンチの検査中等に軽いパニック障害が出るようになっていて、
心底ほっとしました。

手術自体は初めてではなかったので、
半身麻酔でお腹を切った、
3番目の子の帝王切開の時の方がよほど怖かったです。
(「乳がん3年前の前置胎盤…」)

直前まで仕事をし、
手術後も携帯で仕事の調べごとをしていました。
上げ膳据え膳で1日中寝ていられて、
3人の子供と祖父母の面倒を見てくれているダンナの方が、
よほど大変だったと思います。

入院中は患部にドレン管が入っていて、
痛く、抜けてからも痛みは残りました。
リンパ節を取った右腕に運動障害が残らないよう、
細かいリハビリのメニューが組まれていました。

乳がん手術後にはユニクロのワイヤレスブラが◯

これは患部が落ち着いてだいぶたってからのことですが、
人前に出るようになると下着が必要になります。
人それぞれで切除した乳がんの場所によるのですが、
私の場合は下側の切除で再建術もしなかったので、
ワイヤータイプのブラジャーは考えただけでも痛くてダメでした。

ブラトップなども試してみましたが、
結局ユニクロのワイヤレスブラ・ソフトタイプに落ち着きました。
ずり上がることもなく快適で、
痛みがなくなった今でもこれを使っています。

リンパ節郭清を行った右腕は、
重いものを持ったり力を入れ続けると、
リンパ浮腫が発生して戻らなくなると言われていましたが、
当初引きつれのあった右腕も、
1年後にはテニスが出来るようになりましたし、
長い間力を入れなければ、
今では30kgの米袋をでも持ち上げられます。

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