手術から放射線治療までの間に骨転移疑い!?

辛い抗がん剤治療が2009年1月の第2週に終わり、
検査を経て手術したのが1月の下旬。
髪はないし手足はしびれるし、
おまけに患部が痛い上に寒さの一番厳しい時期。

手術は主治医からあっさり若手の男性医師が執刀することになり、
若干心配ではあったけれど、
主治医より若い分一生懸命なタイプだったので、
むしろ相性はよかったかも。

再建術をしない私のために、
執刀しなかった左胸よりバストアップするくらい、
残った右胸を丁寧に縫合してくれました。

実生活では新しい農業団体の事務局をすることになり、
手術したことは隠して1週間で退院して来て、
誰も気づかなかったくらいなのですが、
夜寝るときの寒さが堪えたのか、
背中の痛みが増していました。

毎年真冬の寝室は室温が0~5℃位しかなく、
首をすくめて肩に力が入った状態で寝てしまうので、
全身がこわばった状態が抜けないのです。

術前の骨シンチに影が…

抗がん剤治療がすべて終わった後に、
手術のために精密検査をするのですが、
その時の骨シンチに影があると言われましt。
ただ、炎症があっても同じ画像になると云われ、
主治医共々気にしていませんでした。

連日の放射線治療

3月から4月にかけて連日放射線治療に通う日々が始まり、
治療自体は短時間で痛くもかゆくもないのですが、
通ううちにだんだん家を出るのが遅くなり、
車を飛ばすことが多くなってしまい、
横道から出てきた車を避けた時は、
「死んだ父が助けてくれた」
と思うほど、怖い思いをしました。

私の場合は放射線が肺の一部をどうしてもかすめてしまうので、
肺の機能の10%位が死滅すると云われました。
これもたぶん元々肺活量は多い方なので、
あまり気にせず、
実生活にも支障は出ていません。
タバコを吸う方が、よほど気道が狭くなる感じです。
(吸っていた時期があるので)

骨転移疑いでゾメタの点滴

ですがこの◯回に及ぶ放射線治療が終わる頃になっても、
背中の鈍い痛みが抜けず、
PETやPET-CTにも異常が見られ、
手術から変わった主治医にも、
「骨転移の疑い」と云われるようになってしまい、
不本意ではあったのですが、
ゾメタという抗がん剤を打つことになりました。

画像的には炎症反応が見られたのですが、
腫瘍マーカーは一貫して正常値で推移していて、
主治医も「う〜ん」と首を傾げる位微妙な判断でした。

私としては半年以上生ジュース生活を続け、
体質改善も進み、
実生活では新たな出会いと恵まれた環境を手にし、
精神面でも生き直すくらいのつもりで
心新たに生活できていたので、
なにか違うような、
気持ちの中では大丈夫なような気がしていました。

X線画像を診て貰った放射線技師の先生にも、
「この位なら放射線で治せるよ」とも云われ、
春の暖かさも手伝って痛みが和らいで行き、
これ以上病院に通う方が悪くなるような気がして、
ゾメタは1回の点滴で中止して貰いました。

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