東城百合子先生の「家庭でできる自然療法」

2010年1月に手術をした時には、
それまでお世話になっていたクライアントの仕事はフェードアウトしていて、
新たにダンナの関係筋の農業団体で事務局を勤め始めていました。

そこで知り合った一廻りは下の女性が、
「実は私も乳がんで…」とまさかのシンクロ。
どちらかというと健康オタクに近い人なのに、
むしろ心配が強すぎて引き寄せてしまうタイプでした。

その彼女が信奉していたのが、
東城百合子先生で、
強力に勧められて書籍も購入しました。
正確に言うと、彼女は東京の先生のところの勉強会に参加していて、
そこで直接購入してきてくれたのでした。

東城百合子先生の「家庭でできる自然療法」

東城先生は終戦後に結核を患い、
化学療法をしながらも悪くなる一方で、
医者もさじを投げた状態から、
玄米菜食に切り替え、驚くほどの回復を得たのだそうです。

この書籍には、ありとあらゆる病に対する
「自然の手当て」が網羅されていて、
現代の化学物質と添加物にまみれた生活に、
どっぷり浸かっている自分に気付かされます。

「がんの最大の原因は食物にあり」

東城先生は、現代の食物は
「食品のお化け」だと表現され、
特に食べてはいけないものに

・食品添加物入りの加工食品
・白砂糖
・化学調味料
・肉類(特に四つ足)
・化学合成酢
・卵
・バター、マーガリン、ラード

とされています。

なかでもがんの場合、

栄養があるなどと言って卵や肉などの動物食をとると、
ガンも急速に増殖して早く命をとられます。

自身の罹った結核も、

結核菌は酸性の血液のなかで喜んで育つが、
アルカリ性の血液では死んでしまう。
まず血を浄化する食物をとるように。

と書かれています。

先生は戦後すぐのご自身の体験から、
50年以上にも渡って探求を重ね、
こつこつとまとめられた集大成がこの本になっています。

食事療法はさまざまな先生が提唱されていますが、
まさにとどめ!といった感のある説得力があります。

がんに対する食事法

主食

・玄米飯、玄米はと麦
・小麦胚芽、玄米胚芽(だんご、すいとん)
・そば粉(お好み焼き、そばがき)
・玄米餅、玄米草餅、あわもち

副食

・大根、人参、れんこんなどの根菜類
・野菜
・海藻類
・梅干し、たくあん
・麩、グルテンミート
・味噌(発酵食品は本物を)

飲み物

・はとむぎ茶、小豆湯、番茶、そば湯、スギナ茶、びわの葉茶
・クローバー、よもぎ、はこべ、ゆきのしたの青汁(肉食過多の場合)

禁ずるもの

・肉類、魚介類、卵、酒類、清涼飲料水、甘味品、刺激物、不自然な加工食品、入浴

かなり厳格ですね。
入浴等、守りきれないことも多々ありますが
基本的な考え方が分かればいいと解釈しています。

わかめ、ユリ根、ねぎ、にらなどの味噌汁に、
玄米餅を入れて柔らかく煮る…

先生の勧める食し方はこんな感じで、
私の友人はこの「玄米餅」をよく購入していて、
実際に我が家のコメでも作って見たことがあるのですが、
年末に杵と臼で餅つきをしたところ、
玄米のふすまが固くてなかなか餅にならず、
とてもじゃないけれど簡単には作れませんでした。
ただ、食したところそのパワーも半端じゃありませんでした。

数ある食事法、手当てのなかから、
実際にやってみた療法を追って紹介いたします。

家庭でできる自然療法
東城百合子
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