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東城百合子先生の自然食療法

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玄米菜食を説かれる先生は多々いらっしゃいますが、
この先生ほど多彩な自然食療法を具体的に記してくださった方は、
私は他に知りません。

この本の中のビワ葉療法のページに、
石塚左玄という明治の食養家の名前が出てくるのですが、
この方はマクロビオティックの考案者・桜沢如一が師事した
(左玄の食養会に在籍した)そうなので、
マクロビオティックの草創期より少し遅れて、
東城先生は独自の活動を展開されたようです。

多彩な自然療法

先生の著書「家庭でできる自然療法」の目次から抜粋します。

「治療のための自然食と療法」
玄米
調味料
発酵食品

玄米(重湯・スープ・クリーム・かゆ・小豆玄米かゆ・入り玄米・もち・玄米草餅)
はと麦
くず(くず湯・くずもち)
そば(そばがき・お好み焼き・スープ・干しそば)
黒パン
ごま(ペースト・すりごま・ごま豆腐)
梅干(梅干番茶・梅肉エキス・梅しょう番・黒焼き)
ナス(へたの黒焼き)
黒豆療法
小豆療法
にんにく(しょうゆ漬け)
きゅうり療法
はこべ療法
アロエ療法
ごぼう療法
大根療法(大根湯・干葉)
野菜スープ
海藻類
ジャガイモ(黒焼き)
自然薯
鯉こく
たくあん
みそ漬け
れんこん療法
ハブ草(+ゲンノショウコ・煎じ茶)
よもぎ茶
番茶
柿の葉
野草の青汁
松葉酒
卵油
カリン(酒・ジュース)
ゆきのした療法
よもぎ療法(エキス)

それぞれに薬効があって、
効果のある病気が記されています。
手軽にできるものから、
出来上がるまで何時間もかかる手間の塊のような油やエキスも。

東城先生の手当法

「手当法」
こんにゃくの温湿布
生姜湯の湿布
ビワ葉療法(末期ガンも治癒)
ビワの種(ガンも治す)
足浴
腰湯
梅干湿布
芋パスター(里芋湿布)
豆腐パスター
みそパスター
そばパスター
塩温石
からしの湿布
どじょう療法
にんにく(温灸・湿布・焼き)
しょうがの温灸
すぎな(難病の薬/茶・湿布・焼酎漬・温湿布・パスター・腰湯)
砂療法
せいたかあわだち草(浴材・茶)

東城百合子著「家庭でできる自然療法」より

今見直しても!!?と思う療法もあり、
「どじょう療法」などは、

どじょうをさき、骨を取ってから皮の法を患部にあてて貼ります。
患部が広い時、またツルツルして落ちる時は2〜3匹糸で縫い合わせて平らにして貼ります。
そして油紙をして包帯をしておき、乾かないうちに取り替えます。
中耳炎・急性肋膜炎の痛み・急性リュウマチ痛・内臓の急性炎症にすばらしい効き目があります。
(慢性の炎症にはビワ生葉湿布、芋パスターの方が効きます。)

といった具合に、
こんな大変なこと…と思うような内容ですが、
それだけに凄みがあります。

なかでも
ビワ葉療法
砂療法
は多くのページを割いて紹介しており、
私も試しました。
G県はこんにゃくの産地なので、
こんにゃく療法なども冬の間よくやっていましたので、
次回、詳しくご紹介します。

家庭でできる自然療法
東城百合子
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