まさかの単発大腸ガン

乳がんの手術が1月だったため、
毎年の定期検診はだいたい2月でした。
地域の有志と企画・運営したイベントも成功裏に終えることができ、
報告書作成の始まっていた3月、
検査画像を見ながら3人目の主治医が、
「胸の方は問題ないのですが、大腸の方に異常集積が見られます。」
と私の目をまっすぐに見て言います。

PETの検査画像には、
1年前には全くなかった腹部への光の集積が私にもはっきり見えました。
「早期の発見で良かったですね。」と主治医。
何が起きているのかよくわからないまま、
すぐに消化器外科に紹介状が渡り、
数日後には内視鏡検査ののち、ポリープの切除となりました。

あの群馬大学医学部附属病院でポリープ切除

実はこの病院、最近TVでも連日報道されていた、
群馬大学医学部附属病院で、
若い消化器外科の担当医師は、
「取れるかな〜、ギリギリの大きさだな…」
とつぶやきながら切除が始まりました。
ここで取れないと開腹手術必至なので、
私は「取ってください、お願いします!!」
と叫ぶようにに懇願しました。

術中は若いインターンから先輩と思しき医師までがぞろぞろと集まって来て、
ああだこうだと言いながらまるで公開授業です。
こちらは初めてのことで急な展開、
全前置胎盤で子宮を摘出して癒着があるせいか、
普通すんなりいくという場所の器具の通過がとても痛く、
加えて担当医と先輩医師の
「どうですか?」
「◯*+※?!」
の会話がリアルで、
ついつい生中継画面も見てしまい、
終わった時には血の気が引いて施術台から動けなくなってしまいました。

腫瘤はもちろん悪性、
麻酔もしていないのでその場で見せられ、
自分の目でもしっかり確かめました。
1.5〜2センチはあったと思います。

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