最初の診断が下りて、
必死に済陽式食事療法に取り組んでいた時は、
それはあっという間に体重が落ちました。
済陽高穂先生の食事療法
それまで乳製品が大好きで、
チーズケーキやカフェオレ、
紅茶はミルクティーと、
トマトやレモンといった酸味のあるものも苦手。
パスタでいえばトマトソースより、
こってりしたクリームソースやグラタンが大好物、
料理も中華などの油を多用するジャンルが好きでした。
それが、なにしろ毎朝800mlもの生野菜ジュースを飲んで、
昼は超減塩の薄味食です。
足りないエネルギーは、処方されたタウリンで補っていて、
身体から悪いものがすーっと出て行く感じと共に、
洋服のサイズもあっさり1段階落ちました。
抗がん剤治療で髪が抜け落ちると共に、
ネットで明るめのカラーのウィッグを購入し、
バンダナからキャップを被るようになり、
少しスレンダーなパンツをはいて、
それはそれで普段できないオシャレを楽しんでいました。
(近所のママ友にも気づかれていなかった筈。)
そんなスリムで身軽な生活も、
減塩生活は最初の数ヶ月で挫折し、
生ジュース生活は1年半程で卒業しました。
すると、もともと大食漢ではあったものの、
肉・乳製品を避ける生活は続いていたので、
いきおい炭水化物を多く摂取するようになります。
これに職業柄椅子に長く座る生活が加わって、
徐々に体重が元に戻り、
それを通り越して何をしても体重が落ちなくなっていきました。