よもやの断端陽性であわや腹腔鏡手術

運命の8月術前検診2日前

春のイベント報告書の作成を終え、
半年間、仕事場の設計を進めながら、
それまで通りに週4日、パートに通っていました。
8月には仲間内に結婚式があり、
式で配るリーフレットや当日の撮影を担当し、
充実した毎日を過ごしていました。

忙しいながらも体調はすこぶる良く、
毎日お腹に向かって
「ごめんね、ごめんね」と繰り返し患部の辺りををさすっていました。

その日が近づくにつれ、
「こんなに調子がいいのに、本当は手術なんか受けたくない!」
と強く強く思っていました。
ですが、乳がんの時と同じく、
標準治療は基本的に逆らわず受けるつもりでいました。

いつものようにパートに出ていた日のこと、
突然消化器外科の主治医から携帯に電話がかかってきました。
なんと、手術をしない方向で話をしたいと、
主治医の方から切り出して来たのです!

予定通り予約の日に診察室に出向くと、
「もともとグレー領域のガイドラインだったから」と、
「私が強く手術回避を望んでいた」ので、
今回は様子を見ることにしようと、
主治医の方から、言ってきました。

またしても、
「こんなことって、あるんだ…」と思いながら、
「その代わり半年ごとに内視鏡検査を受けること」
という医師の言葉に、
「はい!」と力強く答える私でした。

今にして思えば、
この群馬大学医学部附属病院では、
あの死亡事故が連発していた頃(2010-2014)で、
同じ消化器外科での腹腔鏡手術。
きっと大なり小なり影響があったのだと思います。

「最近では(当時)尿でがん細胞が検出できるようになってきたと聞いています。」
と食い下がった私と、それを覚えてくれていた若い医師。
後になってわかった病院内の事情が微妙に作用し、
下手をすれば人工肛門になる恐れだってあった私の直腸さんは、
切除されることなく無事に残ったのでした…

以降現在までに2回、内視鏡検査を受けていますが、
患部はすっかりきれいになっており、
他にも異常は見受けられません。
「ほれみろ!」と内心叫んでいる私です。

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