KSさま
例年であれば入梅の頃、
今年は遅れているようで、
まだ5月のような気候です。
過日は石原結實先生のサナトリウムのパンフレットと、
丁寧なお手紙をいただき、恐縮しております。
Yさんから、お母様の闘病のお話は伺ってはいたのですが、
想像を超えた病状と石原先生からのアドヴァイスによる回復ぶりに、
息をのみました。
生姜湿布は、わたしも友人に勧められて、
まねごとはしていますが、量が足りないでしょうか。
友人は彼女のお母様の乳癌を、
ストレスの軽減と生姜湿布、大根おろしと根菜料理で、
直してしまいました。
私は昨年半年間術前抗がん剤治療、
1月に手術、4月に放射線治療が終わり、
あとは毎日1錠のホルモン薬を飲むだけの予定だったのですが、
1月の手術前の骨シンチグラフィーで背骨に異常が見つかり、
3月のMRI,4月のPET,PET-CTでも同じ位置に異常集積があり、
「骨転移の疑い」と診断が下りました。
ただ、腫瘍マーカーが上がっておらず、
主治医も首を傾げる結果です。
1月までの抗がん剤治療の効果から見ても、
「あくまで疑い」だと云います。
冬の間ずっと背中が痛く、
自覚症状は今もあるので、
自分でも異常があるな、とは思うのですが、
安保徹先生と云う方の免疫療法によると、
「転移も治癒の一過程」とのことなので、
悲観しないようにしています。
一年前からずっと、
済陽高穂先生に付いて、
生ジュースを中心とした食事療法を続けています。
塩分の摂取制限が厳しく、
四つ足の肉とヨーグルトを除く乳製品、
赤身の刺身なども御法度で、
体重が5kg以上減りました。
誰から見ても以前より健康そうで、
身も軽くなったのですが、
朝晩で生ジュース1リットルの生活は、
こんな病気でもなければとても続けられないと思います。
その他にも鍼治療、ノニジュース、ポリフェノールエキス、
フラワーエッセンスなどによる治療も受けています。
飲んでいる漢方薬も多く、
毎日ジュースと飲薬に追われている感じです。
自分としてはかなり制限のかかった食生活をしているので、
じつはこの上更に「断食」をする心の余裕がないのですが、
夏頃家族と一緒であれば、
リフレッシュになるかな、とも思っています。
お母様の実体験に基づいた生姜湿布の効果には、
とても心動かされるものがありました。
治療の経過と、済陽先生の許可が下りれば、
夏休み頃伊豆を訪れてみたいと思います。
我が家は真ん中の子どもに軽い発達障害(AD/HD)があり、
小学1年生の半ばから投薬治療をしてるのですが、
学校では比較的優秀で手のかからなかった姉にも、
傾向の違う障害がありそうで、治療を始める予定です。
家族の悩みも深いのですが、
両親とも自分たちに思い当たるところがあるので、
いっしょに治療をしているようなところがあり、
ガンには心理療法もあるのですが、
それを子どもから勧められている感じです。
私事で長くなりましたが、
私ごときの為にお時間を割いて下さり、
いつも米などの注文をいただくだけでもありがたいのに、
感謝の言葉が見つかりません。
皆様に支えられながら、
こうして生かせていただいている事を実感し、
病を得た事の意味を考え、感謝している昨今です。
T様にも何卒よろしくお伝え下さい。
2010.6