娘の受験で東京に来ています。
実家は母が独居老人のため横浜の一軒家から川崎のマンションに移っていて、JR・私鉄の駅から5分、徒歩圏内に大学病院も区役所もある便利な立地です。
母はバリバリの専業主婦で、いまだに自炊・洗濯を欠かしません。目や歯に不具合はあるものの、他に大きな病気もなく83歳にして自力で生活してくれています。
そんな母の好きなものはお茶にせんべい、最近のサラダ揚げとかの油を使ったせんべいは食べません。梅干しやぬか漬け、肉や魚もちゃんと食べますが、料理するときは徹底的に油抜きや下処理を欠かしません。緑内障の薬を飲むために、1日3食必ず食べます。本当は中華も好きですが、今ではほとんど外食をしません。
私はそんな母の元で育ったので、大学を出るまでずっと手作り弁当持参で、学食のあたたかいうどんが羨ましかったことも。その後は仕事中心の生活で、もともと食にあまり興味がなく、いつでもまともなものが食べられる安心から、食にこだわりがありません。
対して結婚した旦那は義母があまり料理が得意でなく、義理の妹も高校生の時には自分で弁当を作っていたとか。ダンナも一人暮らしをするようになってから「料理は自分で作るとこんなに美味いのか!」と開眼したそうで、もともとの凝り性も手伝っていまだに料理大好きです。
そんな環境で育った私の娘は、昨日出先で買ったペットボトルの玄米茶をほとんど残して帰ってきて、「まずくて飲めなかった…」今朝も「ペットボトルのお茶飲む気にならない…」と言うように。田舎から出てきているので、コンビニが数10mおきに並んでいるのを見て、数年前まではそれを見ただけで興奮していたのですが。
ありがたいような、面倒なような、複雑な心境ですが、そんな私でも不摂生をした後はレモンはちみつやほうじ茶+梅干しでホッとします。梅干しは特に種の中の「仁」にアミグダリンが多いそうで、酸味と滋味が身体にスーッと吸い込まれていきます。割るとき歯に気をつけて出来るだけいただくようにしています。(大きい梅の種は簡単に割れないので要注意!)