乳がんの確定診断から術前化学療法までの間、
私は図書館で帯津良一先生の「がんを治す在宅療法大辞典」に出会いました。
分厚い本だったので斜め読みでしたが、
寝床に入ってよく読んでいたのを思い出します。
帯津良一先生のホリスティック医学
この本はいわゆる代替療法を網羅的に紹介している本で、
まだがんについて学び始めたばかりの頃、
「治療法はいくらでもある」という言葉に、
勇気付けられたのを覚えています。
・自然治癒力 ・食事療法 ・心理療法 ・漢方薬治療 ・はり灸 ・気功 ・SAT療法 ・ホメオパシー |
と、西洋医学の病院ではお目にかかれない療法ばかりで、
特に心理面の療法が印象に残りました。
ホメオパシーやSAT療法などはその最たるもので、
患者に寄り添ってくれる、そんな気持ちにさせてくれる先生でした。
私の採った代替医療
私は長男が通い始めた児童精神科の傍に中国医療研究所があった縁で、
はり灸の世話にもなることになります。
また友人の紹介で、
遠隔リーディングでフラワーエッセンスを処方してくれる、
カウンセラーの指導も受けることになりました。
食事療法は済陽高穂先生に、
またたまたま渋川に講演にいらした、
「粗食のすすめ」の幕内秀夫先生のお話を聞いたり、
「体を温めると病気は必ず治る」の石原結實先生の指導も仰ぎました。
伊豆高原の断食保養施設・ヒポクラティック・サナトリウムで直接先生の指導を受け、
安保徹先生の著書にも出会います。
食材に関しては、
夫が無農薬で農業をしていた関係で、
自然農法研究会の事務を手伝うことになり、
仲間の自然農法農家の野菜・果物を購入することができました。
手術後には同じ乳がん友達とヨガも始め、
間も無く好きだったテニスも出来るようになりました。
乳がん友達が熱心に信奉していた、
東城百合子先生の「家庭でできる自然療法」も購入し、
びわの葉やこんにゃくでの手当ては、
冬の辛かった時期、ずいぶん行いました。
夏には海に出かけて行って、
良いと書かれてあった砂浜で砂に埋まって毒出しをする、
砂療法なども行いました。
高崎にあった岩盤療法のサロンなどにも行きました。
標準治療は一通り受けましたが、
積極的に代替療法も行ってきました。
出来ることはなんでも…
その端緒になったのが、
この帯津先生の本でした。
その時々で必要だと思えたこと、
体が喜ぶことを、
辛い化学療法の間や手術の後に行うことで、
それまでの体質までも変えてしまえるのではないかと、
必死になって行って来ました。
そして肉体的なことだけでなく、
精神的、霊的な在り方にまで気づかせてくれたのは、
帯津先生のこの本のお陰だと思っています。
私の乳がんを予測した「足医術」
また、私は以前から「足医術」の信奉者で、
乳がん発覚直前の5月に潮干狩りに行った際に、
浜辺で履いたゴム草履の鼻緒がやけに痛く感じて歩けなかったことがあり、
後日足医術の本を見ると、
乳がんの足診区が親指と人差し指の間だったことに、
ゾ〜っとしました。
足の甲のこの部分が痛い方は、
できるだけ揉み解すよう、心がけたほうがいいかもしれません。