標準治療で抗がん剤フルコース、手術に放射線、はたまた骨転移疑いでPET-CTなどの医療被曝をたっぷりしていた私は、寒い冬場に備えて、東城先生の手当法で一番簡単な、「こんにゃくの温湿布」で肝・腎・脾の手当をすることにしました。
幸いG県は日本一のこんにゃくの産地で、11月には収穫が始まり、年末にはどこからともなく手作りこんにゃくが集まってきます。地元のお店にも多種多様なサイズのこんにゃくが溢れていて、もともと単価も安いので入手に困りません。
足医術などでもまず腎臓の足心区=土踏まずを入念にほぐすのですが、
東城先生の手当法でも、10分ゆでたこんにゃくをタオルで包み、
・肝臓 30分(右乳の下1枚)
・丹田 30分(おへその下1枚)
・脾臓 10分(左の脇腹・肘の所)冷えこんにゃくか氷水タオルで冷やす
・腎臓 30分(ウエストの上3センチ・脊髄の両側2カ所)
順番は、肝臓・丹田を各1枚のこんにゃくで温め、同時に脾臓は冷やします。
脾臓はリンパ節のような役目をするため、悪い所があると炎症を起こして腫れるからだそうです。
肝臓・丹田は終わったら冷たいタオルで1分くらい冷やし、熱の残ったこんにゃく2枚で腎臓を温めます。
私は毎朝生ジュースを作りながらこんにゃくを茹でて、脇腹の肝臓や背中の腎臓に貼っていました。最初はかなり熱くなるので、巻くタオルの枚数で温度を調節します。
冬場の寒い時期にそのまま洗濯物干しなどもしていましたが、これがなんとも暖かく、じんわりありがたい手当法でした。(見た目・姿的にはちょっと人に見せたくありませんが…)
生ジュースはどうしても体が冷えるので、この手当はバランスを取るためにも必須な感じでした。実は脾臓の手当は、あまりに寒いので途中から省略するように…手当の最後は冷たいタオルで拭き取る、とありますが、これも寒かったので汗を拭くだけで済ませていました。やはり足の裏も効くそうです。
温めるだけなら使い捨てカイロでも良さそうですが、やはり土の中で3年も育った後に作られるこんにゃくには、大地のパワーがあるようです。
使い終わったこんにゃくは小さくなるまで何回でも使っていいそうで、水を張った容器に入れて冷蔵庫保存が可能で、とても経済的。
体内の毒素を出してくれて、慢性病・ガン・糖尿病・結核まで効果があるそうです。
肝臓は肉と砂糖が苦手で、腎臓はたんぱく質の取りすぎが負担に、足が冷えると腎臓の働きも低下するそうです。
仕事柄、地元食材であるこんにゃくの撮影やパンフレットの作成をすることも多いのですが、
この地味〜な食材の底力をもっと認知して貰えたらなと思います。
家庭でできる自然療法 東城百合子 |